突然「払わせるのはおかしいでしょう、それは違うでしょう。それはおかしいでしょう」電話の先で怒っている。 良く聞くと、事情が有って借りているアパートを出る話。 「使っている間だけは家賃を払うけど、退去しても払わせるのはおかしいでしょう。それは詐欺だ。ふざけるな。免許を持ってやっているんだからちゃんとやれ。弁護士と相談するぞ。プンプンプン、カーッ。」すごい剣幕だ。 賃貸の契約書には、当然、解約(退去)するときの約束事が書いてある。退去する何日前の予告とか、退去時は日割にはならないとかがそれである。
そう、お客様は充分解っての電話なのだ。「聞く耳持たぬ」と、まくし立て怒鳴りたてたら何とかなるだろう、と、主張になったのだ。そうなると、こちらは約束出来ないので「契約書の通りです」と答えるしかなくなってしまう。
私は「契約ではその様になっているのは解ってはいますが、何とか大家さんに事情を汲取ってももらえるようお願いしてもらえないでしょうか」と、やさしい日本語の話が出来る人で得をした人を知っている。
何故か優しくない人が多くなり「お願いを聞いてもらえなかったのがおかしい」と言う人もいらっしゃるので、人間も日本語も難しい。http://www.green-kk.com/ |